2009年07月04日

大前研一/船川淳志『グローバルリーダーの条件〜次はあなたの番だ!〜』PHP 2009

内容はこういうこと↓

「大局着眼小局着手」
10年後ビジョンは何か?(2020年)→その自分の世界観は?→その中で自分あるいは自分の企業は(その世界と)どう付き合っていくのか?→その世界観に対して、自分をどうディベロップしていくのか?

「人間の幅」
テクニック<深さや幅

「徹底」
徹底したプラクティス+覚悟+ビジョン

「プレッシャーが鍛える」
プレッシャーの中で鍛える。いいかえると、地獄の特訓でメシが食えるようになる

「右脳と左脳の線引きを」
ロジカルで整理して→アタマを追い込んで→自分として何をやりたいのか、どういうものを創りたいのか、強いプレッシャーをかける(→新しい発想につながる。左脳から右脳に飛ぶ)=高密度体験を通して身につける

グローバルリーダーの条件」
 何よりも大切なのはあたらしいことを学ぶ心、人の心がわかること、人の上に立てるリーダーシップ、自分の考えをまとめて表現できる能力、多様な価値観を受け入れる力、など普遍的適応性のある人間としての能力。
 それと世界の主要な地理、歴史、文化、宗教などの一般教養、自然科学なものの考え方と若干の法知識、母国語と英語に長じること、このぐらい。
 これらを試験のためにではなく、いつでも引き出せるよう終身、体の中に染み込ませておけば、世界のどこに行っても、どんな世の中になっても活躍できるだろう

「判断力の時代」
情報<判断
=これからは判断力の時代。どれだけの人間が自分の判断フィルターを持っているか
→「Inference」(推論する力)
=経験・知識から意味合いを引き出す力の時代。今までのエリートが知っているぐらいのことは携帯電話で全部調べられる。知識の価値が非常に下がっている。それよりも一歩先をいき、知識を重ねたときにそこから意味合いを引き出す力。自分の経験とか、よその国の経験から、何かこれとにたようなことがないかと考える「Inference」が重要になる

Journey(旅)」
 人間は大きく2つに分類できる。行動する人間かしない人間か。
 今、躊躇するよりも、3年後、5年後、そして20年後に後悔するほうがいやだ!そういう意識を明確に持てれば、行動を起こすことができる。
 もちろん失敗もするし、恥をかく。でも、どんなことでも新たな学びと発見とつながる。学びと発見があれば、行動も持続させられる。行動を持続していけば、振り返ると遠くに来ていることがある。
 これは「destination(到着地点)」ではなく、「Journey(旅)」である。回り道をしながら大いにエンジョイすればいい。

(35min?)
posted by kryota at 11:13| 東京 霧| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

ミミ・レダー「ペイ・フォワード」2000

原題:PAY IT FORWARD
監督:Mimi Leder
製作:ワーナー・ブラザーズ
原作:Catherine Ryan Hyde

久々に無性に観たくなって観ました。
この映画を観たこと無い人に簡単にあらすじを記載すると、

ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)扮する中学校の社会科教師が、一年の課題として「社会と自分とのつながり」をテーマの課題を出す。それは何かというと、「一体自分は社会から何を期待されているのか」「一体自分は社会に対して何ができるのか」ということ。中学に入ったばかりのクラスのみんなはこの課題に何を言ってんだ、っていう対応で、「無理だよ」とか「自分に期待してることなんて何もないよ」と口々に主張するんだけど、それでも「できる」って、一人ひとりに考えさせることから話はスタートする。

そんな中でも、この問題提起にある一人の男の子(ハーレイ・ジョエル・オスメント(Haley Joel Osment))が、一つの考えを提示する。それがこの題名でもある「PAY IT FORWARD(次に渡せ)」。

それはどんな考え方かというと、まず、一人が三人に、自分にとっても困難で、相手にとっても自身では解決できそうにないような問題を解決する手助けをする。次に、助けてもらった人はまた別の三人に同じような難しい問題を解決してあげ、そしてまた、その次の三人が・・・という流れがどんどん進むと、一人の行動が世界をより良くするためにとんでもなく大きな働きかけをすることができるというもの。

「いい考えだ」とか「無理だ」とか、色々賛否はあるものの、これがものすごいムーヴメントを起こすことに繋がっていく。でもどうやってこの考えを思い浮かんだのかというと、彼がいうには、

「世界は実際くそったれだから」

ってのが根本にある。


・・・まあ、こんな感じ。ただ単に「世界はくそったれだ」って主張するだけで話が終わっちゃったら、どっかのロック歌手みたいなもんでメッセージを送ったり、自分の行動を示すところで終わっちゃうけど、これはそれだけじゃなくて実際にその「PAY IT FORWARD」という考えのもとに行動を起こして、現実を変える動きをして挑戦を重ねていく。その中のちょっとした発想とかもおもしろいんだよね。


でもこれはホントに大事なことだと「社会人」になって改めて思った。例えば、会社に入ると日々の行動というのは、その会社の目標(営業だったら売り上げ目標)をいかに達成させるかに終始してしまう。本当に一流の企業であれば、CREDO(クレド)のような自社の理想を実現させるために、その根本の概念を基に実際の社会行動を起こそうとするけど、そんなのは一握りでしかなく、まずは自分たちが生きるため、もっとそっけなく言えば、儲けるために仕事をしている。儲かればそれだけ自分ぼ給料が上がり、生活が豊かになって、人よりもいい服が着れたり、いい家に住めたり、いい食事ができたり・・・って、それも欲はあるけど、それだけじゃつまらない。

また、業績が思わしくない会社の一般社員は上司や経営層の人間の一貫性の無さなどに不満を持ち、愚痴をいったりするけど、その上司は自分のまた上の上司を愚痴って、また上は上で、下の社員が思ったような行動を取らない、やる気がない、なんていってたり。

茶番でしかないことが世の中ざらにある。

でも、世の中ってそうじゃないんだよ。世の中は確かに「くそったれ」だけど、思った以上に「くそったれ」じゃない!
自分で自分の旗を掲げて、自分とちょっと周りの人に対してすてきなことをする。そんなちょっとしたことで、世の中ってよくまわっていくんだよ。

って映画。

そもそも「社会人」なんて言葉遣って括弧つけたけど、上にあるみたいな行動取ってる人間は実際「社会人」でも何でもなく、“会社人”だよねw



くそったれ!!!


**以下引用**

I think some people are too scared or something
to think things can be diffierent.
「世の中には臆病な人もいる。それは変化が怖いんだ」

The world's not exactly ...shit.
「でも、本当は世界は思ったほど・・・くそじゃない」

I guess it's hard for some people
who are used to things the way they are
even if they're bad
to change.
「だけど、日々の暮らしに慣れきった人たちは、良くないこともなかなか変えられないんだ」

I guess they kind of give up
and when they do,
everybody kind of loses.
「だから、あきらめる。でも、あきらめたら、それは負けなんだ」

It's hard to you can't plan it.
「すごく難しいことなんだ」

You have to watch people more.
Sore of keep an eye on them to protect them...
Because they can't always see what they need.
「周りの人がどういう状況かもっとよく見る努力をしなきゃ。守ってあげるために。心の声を聞くんだ」

It's like your big chance
to fix something that's not like your bike.
「それは直してあげるチャンスなんだよ。自転車とかじゃなくて」

You can fix a person.
「“人”を立ち直らせる」

posted by kryota at 08:34| 東京 曇り| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

ギレルモ・デル・トロ「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」2009

原題:HELLBOYU The Golden Army
監督:GUILLERMO DEL TORO
製作:UNIVERSAL

前作同様、ものすごい努力の結晶!!
何でも、企画が通るまでに5年、その間にデル・トロは実績を重ねたことで自分の考えるように制作を行えるようになった。そして、ストーリーを組立てるのにさらに2年半。と、かなりの力を凝縮させたようです。

実際のセットも観に行ってみたいな〜。「トロール市場」が出てくるシーンがあるんだけど、ハンガリーのロケ地にスティーヴンスコットというプロダクション・デザイナーが3ヶ月かけて4000平方メートルのマッシュルーム栽培用の洞窟を改造したとか、そこに200名以上のエキストラが集められて撮影したっていうから、その力の入れようといったらワクワクしちゃいますよね。

やっぱこういうのを観ちゃったら、これを創る人たちはどんな人生を歩んで、どういう思考回路なのか、とかを知りたくなっちゃいますよね。
そして、毎度感じるのが、

みんなそれぞれ、それができるまでに下積みを重ねてきてるってこと!
昨日の積み重ねが今日になって、今日の積み重ねが明日になるってこと!
突然変異なんて、生まれないんだよ!
「ヘルボーイ」だって、地獄から召喚されただけなんだから!

(90min?)
posted by kryota at 17:39| 東京 不明| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

Francis Ford Coppola「コッポラの胡蝶の夢」2007

原題:L'HOMME SANS AGE
監督:Francis Ford Coppola
配給:Pathe Disribution

監督は「ゴッドファーザー」などでおなじみのフランシスフォード・コッポラ。08年のリオデジャネイロ国際映画祭にノミネートした作品らしいです。ちなみにこれはフランス映画なんですね。

っで、何を書こうか迷ってます。というのもそれほど理解できませんでした。もともと監督を基準でこの作品を観てみようと思い、「ゴッドファーザー」とは違う作品をどう表現するのかを楽しみに観ていたんですが、訳がわかりませんでした。

ストーリーをざっくりいうと、恋人に先立たれ、自身の論文の完成にも見通しが就かず、ついには自殺を決意した初老の主人公が、不意に雷に打たれ瀕死の状態に。奇跡的な回復ののち、主人公に不思議な変化が起こった。それは若返りと超能力、そしてもう一人の自己の存在を知る。数々の困難を乗り越えた後、恋人のような女性との出会いを通じて、あきらめかけた論文の完成の道が再び開け始める。順調に進んでいたと感じていたはずが、その夢の完成には大きな代償が・・・。決断を強いられる主人公・・・。さあ・・・。

というような内容。

いや、これの締めくくり方もわからんわ〜。どなたかごらんになられた方いらっしゃったら感想を頂けるとうれしいです。どう感じましたか??


posted by kryota at 00:18| 東京 晴れ| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

リドリー・スコット「American Gangster」2007

監督:Ridley Scott
主演:Denzel Washington
配給:ユニバーサル

監督はイギリス出身の映画監督。グラフィックデザインを学び、その後映画を専攻してロンドン王立美術大学へ。BBCにセットデザイナーを経験し、その後CF製作会社を設立。「エイリアン」や「グラディエーター」「ハンニバル」などいくつものヒットを飛ばす。

これは実話を基にした映画。ベトナム戦争の最中、軍隊とマフィアの中で麻薬の密輸が秘密裏に行われていたとは考えてもみませんよね。しかも、アメリカの裏側がまた激しすぎますね。麻薬を押収した警察がまた麻薬を薄めて、純度の下がった麻薬を市場に投入。結局何も変わらない状況。警察は特権を活かして賄賂ももらうし、また、警察の縄張り争いも甚だしい。人種のレッテルはもちろん取り除かれてないようにも見えるし、世の中が理想に向かって一段と前進することは難しく、混沌に満ちてしまうんじゃないかって思うね。

個人は個人の生活や欲が勝ってるし、その個がそれぞれ相まって、例えば、全体の利を考えた理想があるとして、それを主導して引っ張っていくリーダーがいたとしても、それを個々に照らし合わせてみれば自分の既得権益が排除されてしまう可能性が出てくる。そうすると、対抗勢力が立ち上がってくることは容易に考えられる。しかも、一歩まちがえば独裁と紙一重。だからこそ、何か大きな波が力強く進むためには、全体が一通りいわゆるWIN-WINの状態であることが望ましいのは、蛇足ですね。

とまあ、映画の内容とは離れた話をしておりますが、つまりはそういうこと。

「正義」っていうのは立場によって姿を変えるものです。今回のGangsterも社会的には好ましくないことをやっていますが、彼がきっかけで、合法的に?、いや既得権益を濫用して傘の下で良くないことをやってたやつらを洗い出せたりしたのですから、視ようによっては因果応報。必要悪だったのでしょうか。

みなさんのご感想はいかに?
posted by kryota at 01:18| 東京 晴れ| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

ギレルモ・デル・トロ「HELLBOY」2004

監督:GUILLERMO DEL TORO
配給:UIP

監督はメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ。彼は特殊メイク出身の映画監督である。渡米後、特殊メイク界の大御所ディック・スミスに師事し、自身で特殊メイクの学校を設けるなどかなりのパワフルだ。

なぜこの映画を観たかというと、最近iTunesPodcastにはまっており、ライムスターは歌丸師匠のオススメ映画にすっかり魅了されちゃったんですよ。

まあ、Podcastの内容も映画の内容も、おのおのでチェックして頂くこととして、簡単な感想を。

ストーリーは基本的には単純で、ヒーローが悪者をやっつけるってもの。だけど、そのヒーロー自体がほとんどデビルですからね。でもそんな見た目から全く想像ができないほど、人間味があって、だらしなくて、不器用で、でも友達想いで筋はしっかり通す!という、そのなんというか、ヒーローを根本から持ち上げすぎない「ゆとり感」が一つの面白みになっているんですかね。
(こういうの他にもあんのかな。全然情報不足ですわw)

しかも、それが成り立ってる背景には監督が特殊メイク出身という事実でしょう。一説によると、細かいとこにも気を遣い、CGでやってもわからないようなところも、実際に撮影しているとのこと。というのは、監督は宮崎駿ファンで、リアリティを極限まで追求するその一種の職人魂を受け継いでいると、聞いております。

完全にPodcastの影響が入ってる感想・・・

そんなの関係ねえ!!

いいものはいい!!

でも、恋愛が入ってきたのはちょっと変な感じがしたなあ。入りがちょっとね。あの、新人くんとあの子が会ったとこの、新人くんの雰囲気ね。あと、メッセージが最初と最後に突然感があったな。

でもそんなの関係ねえ!!

新しい方も近いうち観ます。

posted by kryota at 22:59| 東京 晴れ| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

興福寺創建1300年記念 国宝阿修羅展

5/23行ってきました、阿修羅展。場所は上野の東京国立博物館。上野には他にも美術館がありまして、ルーヴルの方は60分待ちだし、阿修羅展も30分待ちの入場制限。人がごちゃごちゃしてました。

→東京国立博物館
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6113

私は海外に行くと美術館とかに足を運ぶのですが、普段はあんまり行きません。でも、海外に行かなくてもいいものはいっぱい来てると思うし、いいものに直に触れると自分の感覚を研ぎすますことができたり(今んとこ実感はないが・・・)、何より気持ちよくて、すがすがしい気持ちになるので好きなんです。しかも、今回の阿修羅さんはガラスケースに入ってるのを拝見する訳ではなく、同じ空間・空気の中で、360°のパノラマを体感できるということで、内心うきうきでした。

とりあえず、実物はみなさんで見て頂くとして、感じたことをちょこちょこと。

・今回は阿修羅が目玉になってましたが、他の「八部衆」である迦楼羅(カルラ:鳥アタマ)や緊那羅(キンナラ:三目で一角を生やす)、乾ダツ婆(ケンダツバ:)などもかなりの存在感。ずら〜と並ぶ立ち居に鳥肌たったわ。

・十大弟子はちょっとひねた老人みたいな像もあり、若いときはいい顔してんのに、ちょっと間違うとそうなっちゃうこともあると戒めてるのかと思った。(が、ちょっとパンフみるとそれぞれに能力があるみたいだね。それは綱領みたいなもので、「知恵第一」「ズダ第一:物事にこだわらない」「天眼第一:真理を見抜くこと」とかそういったもの。こうやって行動指針を表現してたのか?)

・阿修羅が奥にドンッとライトアップされてるんだけど、始めはこれまた鳥肌もん!でも人の多さとそれを誘導しようとする係の人にひいたわ。近づいて見ようとすると満員電車の中から見てるようなもの。引いた視点から拝見致しました。

・どの顔もすごいいい表情してるんだよね。悟った顔というか、迷いがなく、全てを受け入れ、消化してしまいそうな、深みと広がりをもった顔というのか。

・しかも阿修羅さんはあれは戦いの神ではないですね。いうなら、井上雄彦の後年の宮本武蔵みたいな感じ?!前にも後ろにも偏りすぎずに、中庸のスタンス。そして受け入れる。また、強い者は優しいという状態。

まあ、もうちょういゆっくりしたかったけど、それはまた追々お寺に行く機会があればだね。心なしか美術館にいらっしゃるというのが場違いに感じたしな。

いや〜、でも気持ち良かったわ!
posted by kryota at 03:56| 東京 曇り| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〈RBC〉佐藤義典 人生にもマーケティング戦略を

5/16、表題のセミナーへ参加。
佐藤さんは大学卒業後、就職→留学→数社を経て現在マーケティングコンサルタントとして独立している、「日本で一番売れているマーケティングの専門家」とのこと。彼の一番の特徴は独自のマーケティング戦略「BASiCS」にある。
 →著書「白いネコは何をくれた」http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E3%81%84%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%82%92%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%9F-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E7%BE%A9%E5%85%B8/dp/4894513226

マイケル・ポーターを始めとして、世の中には様々なマーケティング戦略がありますが、この「BASiCS」は佐藤さんが創りだした独自の経営戦略論。基本的にはマーケティングの勉強会なんですが、これを自分の人生にも当てはめちゃおう、というのがこのセミナー。

ここで簡単に戦略「BASiCS」の概略を挙げておきます。

@B(BattleField):戦場
→自分はどこで戦っているのか=相手(競合)は誰か、ということ。
ex.マックの戦場
1)「ハンバーガー屋」市場=ロッテリア
2)「ちょっと一休み」市場=ドトール
Point.戦場をどこに設定するかで競合が変わる
Point.競合というのはお客さんが決める。マックが閉まってたらどこに行く?という視点

AA(Asset):独自資源
→競合にはない資源とはなにか?
ex.マックの資源
1)ハード資源:店舗数=仕入量、つまり規模の経済
2)ソフト資源:低コスト運営ノウハウ、世界的な牛肉調達網
Point.資源にはハード資源とソフト資源がある。主に、前者は生産設備や技術・特許、立地や資金力であり、後者は人・組織・文化、プロセスやノウハウである
Point.「Asset独自資源」が次の「Strength強み」を支えるようになっているか。強みを一時的にマネされても、独自資源が違う競合には継続的に戦い続けることはできない

BS(Strength):強み
→競合にはない価値とはなにか?つまり、ターゲット顧客にとって価値が高いものはもちろんだが、その上で競合と相対的に考えて価値があるものはなにか
ex.マックの強み
1)低価格ハンバーガー:規模の経済や調達・低コスト運営ノウハウのないロッテリアには対抗できない
Point.「強み」は割とマネできるが、「独自資源」は簡単にはマネできるものではない(前者は数ヶ月〜1年ぐらいでマネできるが、後者は5〜10年と歳月の積み重ねが必要。つまり、「強み」を「独自資源」が支える関係が重要となる)

CC(Customer):顧客
→自分が売りたくて、その顧客もまた自分から買いたいという相思相愛な人は誰か
ex.マックの顧客
1)マックの戦場を「手軽なコーヒー付き休憩所」とすると、競合はドトールやスタバであり、独自資源は店舗数、強みは低価格。そこで対象となる顧客は、給料日前の男性ビジネスパーソン、となる
Point.自分の「強み」を重視するのはどこのどんな人か(そして、何曜日の時間帯はいつぐらいか、という具合に細かく考えること。そこまで考えないとマーケティングというのは売れない!)
Point.どこのどんな人がどんな理由でくるのか(上記のポイントとかぶるが、つまりこの「どんな理由で」というところが、「強み」とつながるので重要)

DS(Selling message):メッセージ
→競合に無い強みを顧客にどう伝えれば売れるのか
Point.「価値」と「差別化ポイント」を一言で!わかりやすく伝えているか→早い・安い・うまい=吉野家/お値段以上ニトリ=ニトリ
Point.強みとの整合制はあるか、自社だけ!がいうだけの資格はあるか→吸引力の落ちないただ一つの掃除機=ダイソン(技術と商品の裏がある)/TVの性能を決めるのは工場の性能です=シャープの液晶TV(日本に工場があるのはシャープだけ=亀山工場)

Ei(Integration):一貫性
→BASiCSの本質は一貫性にある。アタマで理解するだけでなく、全体の一貫性を通してカラダで理解する「ハラ落ち感」が重要。各項目で一致してないとどこかおかしい。逆に、当たり前のことじゃんって感じることの方が正しいもの。本質的なことというのは、極めて単純なもの。

とまあこんな感じ。

んでこれを応用して人生にもマーケティングを用いるとどうなるか。下にポイントだけ記載します。

@B:自分が戦いやすい戦場で戦う=自分らしく、自分の強みを活かして戦える戦場はどこか
→じゃあ、「自分らしく」ってなんだ?
AA:自分らしさというのは自分から他人を削り出すこと。つまり、自社や競合の他人になくて自分にあるものは?友人・知人になくて自分にあるものは?家族・兄弟姉妹にはなくて自分にあるものは?=他人にない自分にしかないもの!
 ・人に聞く(親・友人・上司や部下など)
 ・寄せ書きや通知表を見てみる
 ・親を見る
 ・過去の経験を振り返り、全体を貫くキーワードを探す
  →始めたことは偶然でも、続いたものには何かがある
 ・過去を年代別に折れ線グラフにしてみて、自分っぽいときの条件を考えてみる
BS:自分にしか出せない価値はなにか
 ・経験/スキル/性格/クセにわけ、独自資源と強みの関係をひも解いてみる←独自資源には直接の価値はなく、自分の中にあって見えないものであり、強みはそれ自体に価値があり、目に見えるものという違いがある
 ・強みは弱みになり、弱みは強みになる
 ・強みは他人に聞くのも一つ。自分には簡単にできるからわからないことが多い
 ・その強みが陳腐化するものかしないものかを考えることは重要。つまり普遍的な力になりうるかどうか
  →ex.TOEICの950は陳腐化するが言語修得能力は陳腐化しない。また、社内人脈は持ち出せないが人間関係構築能力は持ち出せる
CC:誰と一緒にいたいのか
 ・その人のために働きたいか
 ・その人は自分の強みを評価してくれるか
DS:自分の使命は何か
 ・そのメッセージをみると力が湧いてくるか
 ・そのメッセージを他人にみせると「あんたらしい」といわれるか
 ・寝食を惜しんで、腹くくって生きていけるか

って感じ。


こっからは話が変わります。今を完全燃焼してますかという質問を色んなセミナーで聞いてるらしいのですが、ほとんどが100点満点中65点前後とおっしゃられてました。そこで、佐藤さんが考えた「なぜ完全燃焼できてないのか」仮説を以下に挙げてしめたいと思います。

なぜ完全燃焼できないのか?

ハラを括ってないから。そのため目の前のことを全力で打ち込めない

なぜハラを括れないのか?

他の道や他の選択などに目移りしたり、退路を捨てるのが怖いから

なぜ怖いのか?

知らないから、わからないから

何が?

自分が。将来像が。

だから、自分を知って、将来像を描く!
そもそも、ハラを括れてないってことは考え抜いてないということ。だいたい3年間真剣にやればある程度になれる。少なくとも本を書ける程度にはなれる。

以上!!

(110min)

posted by kryota at 01:49| 東京 雨| Comment(0) | STUDY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

鈴木孝夫『日本人はなぜ英語ができないか』岩波新書 1999

日本人はなぜ英語ができないのか。これはよく言われていることですね。主にその理由は、教授法・制度が悪いからであり、そのため教育の仕方を改善したり、学習時間や年限をのばすべきだというのが現状の改善案である。
だが、著者はもっと深いところに問題があると述べている。

そもそも、日本語と英語では言語の系統・宗教・文化のすべてが異なっているのである。だから、考え方や論理の組み立て方が違うので、日本人が英語を学ぶのは結構大変なことなのだ。そのため、逆にアメリカ人が日本語を修得するのに必要な時間はフランス語やドイツ語をを修得するのに比べて、約2倍の時間が必要であると言われているそうだ。それは、アラビア語を修得するのと同等らしい。

また、日本において生活する上で英語を知らなくても困らない。例えば、インド・フィリピン・シンガポール・ケニアなど、アジア・アフリカ諸国の知識階級は長年の英米の植民地であったこともあり、英語が話せる。というより、英語が話せないと話にならなかった。というのも、国の中に言語が乱立する複雑な言語事情があったためであり、国内の経済・行政・政治、場合によっては日常生活まで円滑に行えないこともある。

ではなぜ英語が必要なのだろうか。その理由は2点。@日本がアメリカに次ぐ経済大国に成長したことが挙げられる。今や経済は世界規模の通商網となっており、大国ゆえに世界的な影響力があり、諸々の問題への国際対応を求められている立場なのである。また、A英語が国際語になりつつあるという事実だ。

この2点の理由で、日本は英語が必要であるといわれているのである。

これより日本人が英語ができない理由を考えるにあたって、他国にみられない特異な言語観を持っていることを把握しておいた方がいいだろう。それは、「多くの民族に見られるような外国語に対する警戒心、嫌悪感、そして反撥といった、否定的な感情、排斥的な態度が殆ど存在しないかわりに、きわめて強い憧れの気持がある」(P13)ということである。このことは、歴史上、異民族に侵略を受けたことがない国の1つということを意味する。
cf.1900年(明治33年)、西欧諸国の勢力圏外にあって独立主権国家の体をなしていた国は、日本以外にわずか5つ。ユーラシア大陸において、@李氏朝鮮、Aシャム(タイ)、Bアフガニスタン、Cオスマン・トルコ、アフリカ大陸においてDエチオピア(P82参照)
ex.あるパキスタンの学生がこのようなことを語ったという。日本は広いアジアで西欧の植民地になったのない数少ない国なのに、自分の知っているどの旧植民地よりも、はるかに植民地的で驚いた(P160)
=「征服されないのに自ら進んで、ある特定の文化宗主国の「文化的」植民地になることを選ぶ自己植民地化現象」(同上)


鈴木氏によれば、外国語を学ぶにあたっての目的を3類型に分けることができるそうだ。
■外国語学習態度の類型■
 実例/特徴
@中国/自己顕示・自己宣伝
Aアメリカ/他者攻撃・折伏制御
B日本/自己改造・社会改革

@自己顕示・自己宣伝
→中国は外国語の教材を中国の歴史や国土の広さ・豊かさなど中国的な内容でやっている。これはプラス面では、修得者が自国の代表となって「宣伝係」になってくれるところである。しかし、マイナス面に、相手国に関する知識が身につかないという点が挙げられるだろう
A他者攻撃・折伏制御
→アメリカは他者攻撃型。自国を脅かす国が出てきた際に徹底的に教育を仕向けたり、自分の考えと合わない場合、受け入れようとするのではなく、相手を自分に合わせようとする。例えば、1957年、ソ連のスプートニク・ショック(打ち上げ成功)の際、それまで外国語教育がフランス・ドイツ・スペイン語だったのが、60年代のロシア語教育振興策(月謝免除・奨学金の優先支給など)をとった。また、1941年に、日本と戦争が始まった際と1970年代後半の日本の技術・経済の急速な進歩があった際は日本語の奨励もしている
B自己改造・社会改革
→日本は基本的に、《外国の優れた文化文明を学ぶことによって、遅れた日本を進歩発展させ、同時に個人の人格資質を高める》という姿勢がまず大前提としてある(これは日本独特のもの。というのは、@既出の侵略を受けたことのない国であり、A非常に例外的な外国との接触をしてきたためである)
cf.「”人と人との直接の交流よりも、もの言わぬ文献とできあがった製品を輸入し、それを学び消化することを主にした、間接的な外国文化の受容”by文化人類学者 増田義郎氏」
ex.漢文→オランダ語(鎖国末期)→英語(明治以降)+ドイツ語・フランス語「トロイカ方式」
つまり、日本人が外国語を学ぶことは、簡単にいってしまえば、知的好奇心であり、その先に自己反省・自己変革といったことが挙げられる

ただ、そうは言ってもいられない。思い切った方向転換が必要なときだ。
→@日本のことを教材として英語を学び、A自律型文明(autonomous civilization)、つまり新しい技術や進んだ知識をみずから生み出し、優秀な製品を外に送りだす輸出発信型の文明に切り替えるときである。


またなぜここにきて尚、英語なのか。他にもたくさん外国語はあるにもかかわらず、英語の重要性を指摘する背景にはどのような必要性があるのだろうか。そこでもう一つの視点、外国語に対する分類について紹介されている。それは言語の重要性に関する視点である。
■学習する言語の性格による分類
 実例/性格の違い(目的・手段・交流)
@朝鮮語・アラビア語/目的○手段×交流×
Aドイツ語・フランス語/目的○手段○交流×
B英語/目的○手段○交流○

1)目的語
→その国を知りたい、その国と何らかの意味で交渉をもつ必要がある(商売やビジネスなど)
ex.韓国、ロシア、アラビア、マレー・インドネシア、スペイン語など
2)手段言語
普遍的な技術や知的文化的情報を手に入れるための手段として学ばれる言語
ex.ドイツ、フランス語
(しかし、今までに比べて何もかも西欧から学ぶ必要がなくなった現在、このような情報輸入のための手段言語として学ぶ意味が小さくなった)
3)交流言語(P46)
→ex.英語の場合
・母語(英米人、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、南ア、アイルランドなど)
・日常社会生活で常用している人(インド、フィリピン、シンガポールの知識階級)
・様々な国の人々がお互いの交流目的に使われる言語

つまり、英語は今や国際交流をする際に広く使われている言語であるために、これが多くの人が英語ができなくてはという理由となっていることが改めてわかる(ただ、アフリカなどにいけば、フランス語も交流言語の性質をもつ)

それでは、どの英語を学ぶべきなのか。英語英語といっても様々な形で英語は形成されていっている。まず、イギリス英語。明治以来、世界最強を誇る大英帝国の言語はこの英語だ。ただ、その後世界大戦を経て同じ英語を使うアメリカが世界の覇権国となってから、アメリカ英語が主流となっている?しかし、そこには優劣やどの英語が偉いなんて問題じゃないということを著者は主張している点が重要である。
■使用者との関係からみた英語の3変種(P55)
土着英語(Native)←いわゆる母語
民族英語(Ethnic)←日常的に自国内でも使う
国際英語(English as an international auxiliary language)←外国人相手に使う

英語が広がるにつれて、本家(英)→分家(米)→植民地(民族英語)→外国人の下手な英語(国際英語)と変化がある。ここに優劣はなく、その価値を正しく認めるべきと主張する人もいる(ケンブリッジのピーター・ストレヴンズ氏)

***
■外国語教育の改革
日本文明の性格(P77)
600 隋唐をモデルとする律令国家
1868 明治維新/西洋をモデルとする立憲君主国家
1945 大東亜戦争の終結/アメリカをモデルとする民主主義国家
1964 東京オリンピック
    →他律型文明より自律型文明への転換

■トロイカ方式の見直し(P89)
@フランス・ドイツ低下↓
A目的をふさわしい内容
Bすべての段階で選択制
 →指導者の養成
 =国際的な駆け引き、資源・環境問題などスケールの大きな人材

■国際理解を
中学 身近な事物・感情の英語化(P110)
高校 日本について英語で語れること(P118)
大学 教材は日本物の英訳を中心に(P130)

■英会話学習にひそむ問題
自己植民地化の心的構造(P145)
相対的自己規定(P147)(P160)
 ↑
アメリカ化を避ける(P158)
 →日本待望論

■発信の重要性(P173)

posted by kryota at 00:33| 東京 晴れ| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

Mario Puzo「The Godfather」

2月末ぐらいから読み始めた表題の本を今日やっと読み終えました。長かった。。映画は好きでよく観てたから英語で6割ぐらいしかわからんかったとこもあったけど、なんとかあのシーンだな、とか思いながらイメージできました。

あっ、英語版なんですよ、これ。

原作は映画でいう、TとUを合わせたもの(まあ、逆で映画が原作を分けてるんだが・・・)。でも、終わりかたはちょっと違うかな。

とりあえず、読み終えて満足です。こっからどんどん読んでくよ〜!!そろそろ英語できないと世界で生きてけないでしょ。必須だよ必須!

ってなわけで、こうご期待。

次はROBERT B.PARKER。このハードボイルシリーズに出てくる主人公がかっけ〜んだ、また。

ではでは。
posted by kryota at 23:31| 東京 曇り| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする